【脱獄・ザ・リーフムービー】

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1:虹香彩目◆ERc:2019/07/11(木) 21:58

感想以外の乱入不可

軽く本編を描いていこうかと

2:虹香彩目◆ERc:2019/07/12(金) 17:27


___私の名前は新見川すみれ、泣く子も高笑いする女子高生という職業に就いております。
とは言っても、髪型は黒髪ストレートでキチンと学校指定の制服を着た平凡なモブの類いなんですけどね。
これで顔が可愛ければ所謂【清楚ヒロイン】としてもてはやされるんでしょうけど、そういう訳でもありませんし。

因みに私の名前の新見川すみれというのは、お母さんが好きな『菫』の花を連想して付けられた名前だそうです。花言葉は『小さな幸せ』『誠実』……ううん、どうも似合いませんね。

今日はこの刑務所に入社してから三年目の、私にとって少しだけ特別な日です。
ま、そんな日だろうが何だろうが、非情に朝日は昇ってハードな仕事が始まりますが。
上司が本当にウザいというか手厳しいというか、いろいろと人格が破綻している人なのも困りものです。
硫酸浴びて死んでくれというのが本心ですが、ま、そこは今回置いておきましょう。

今日は如何やら死刑確定レベルのことをやらかした三人が入ってくるみたいで、私もそこの独房に配属されてしまいました。

幾千もの厳重なセキュリティを物ともせず軽々と突破し、華麗に宝を盗み出していく大怪盗。

高度な電子技術を詰め込み、積み重ねて作った機械をいとも容易くハックしてしまう犯罪者達の頭脳。

無意識のうちに大殺戮を引き起こし、人心掌握のポイントも完全に把握している爆弾魔。

何も問題をやらかしていない上にまだまだひよっこの私をそんな所に配属する理由なんて、どう考えても素行の悪い上司の皺寄せでしょう。
……本当に上司死んで下さい。出来る事なら何でもしますから。

へこたれはしませんけどね。上司からの理不尽になんていくらでも耐えてますし、お父さんもお母さんも私のことを応援してくれていますし……正直、私は周りの人に恵まれすぎてるような気がします。

でも、過ぎたことを悩んでも仕方がありません。この敏腕看守の私が、死刑囚共を平伏させてあげましょう……なんちゃって。

……そうです、私は○▲ちゃんの為にも苦難を乗り越えないと、
ン?○▲ちゃんなんてwatasiのtomodatiにはinakaltutayouna……?

nanig□adou▲naltutekonnnakotoninaltuterunndesukjane……




【脱獄・ザ・リーフムービー】
記憶の欠片『とある新米看守の独白』をゲットしました。
 

3:ナナコ:2019/07/13(土) 16:07

【なんか凄いの立ってた(゚Д゚)
>>1本編にとても忠実でなおかつ素晴らしいストーリー、、、やはり天才ですね。】

4:新見川すみれ◆96:2019/07/13(土) 16:46

>>3
【有難うございます、そう言って頂けると執筆の励みになります。】

5:サグメ推し◆dg:2019/07/13(土) 18:03

【どうも!凄い凝ってて好みです。これから読むのが楽しみです!】

6:新見川すみれ◆96:2019/07/13(土) 18:34


ーー私が牢獄の近くで見回りをしていると、年相応の幼さを残した少女達が仲間と陽気にお喋りをしていました。
こんな個性的な面子は間違いなくあの例の三人組なのでしょう。
死刑囚であるが故に私語禁止令が出ているのに、一体何をしているのか。

....ちょっとした気紛れですが、少しだけ何を話しているのか聞いてみようかな、というのが気になったので壁に耳を当ててみます。
何の事はありません、一種の怖いもの見たさのような物です。気付かれたら命を奪われるくらいじゃ済まないかもしれませんが。

『まさか捕まるなんてね、しかも死刑?盗んだくらいで死刑なんて警察調子乗りすぎじゃない?』
『流石に死刑囚だからとはいえこの待遇は酷すぎるだろ....薄暗いし狭いし....』
『なんで私が捕まるの、私が悪い子だからいけないの?ねぇ?』

おいおい、思いっ切り刑務所に居る人間の悪口言ってるじゃないですか。
私は流石にこれは見過ごせないと思い、囚人達の目の前へと飛び出していきました。
勿論、その時の私の声は震えていて冷や汗が大量に額を伝っていた事でしょう。

『....チッ、そこの囚人共に忠告しておきます。この権力が全ての社会、余り政府様の御意向に逆らうのは良くないんじゃありませんか?』

私は限りなく皮肉を込めて注意をしたつもりです。しかし、返ってきたのは予想外の言葉だったのです。

『おっ、看守さんじゃん、どーも。そうなんだー、ごめんね。私空気読めないからー。』

てっきり反撃とばかりにキツイ言葉を返されるかと思っていたので、こんなに素直に注意を聞いてくれるのには驚きます。
私は胸を撫で下ろすとそのまま昼食の用意の為にその場を立ち去ろうとしましたが....

『あっ、そう言えば自己紹介をしてなかったね。』

....ある意味私にとっては死刑宣告レベルの発言をされて、顔面蒼白になったのは言うまででもありません。

そして、その後軽く自己紹介を終えた後にあった事を要約して説明すると
喧嘩しないで下さい、お願いします。
脱獄計画企てたりしないで下さい、お願いします。
何か言いたいことがある場合には新見川すみれまで。
と言った契約を結びましたが....

いやなんであんな化け物共との交渉を私に任せるんですかね?!
多分クソ上司が『新見川に任せておけ』とか余計なこと言ったからでしょうけど!
ふざけるなって話ですよこのすっとこどっこい!

......今夜は飲んでやりますよ、この辛い現実を忘れる為に!



【脱獄・ザ・リーフムービー】
記憶の欠片『未知の囚人達との遭遇』をゲットしました。
 

7:新見川すみれ◆96:2019/07/13(土) 18:36

>>5
【ありがとうございます!1日1投稿ペースで頑張りたいと思います!】

8:新見川すみれ◆96:2019/07/13(土) 18:53


新見川すみれ
この作品の裏主人公(表主人公はナナコ)にして作中一の苦労人の称号を手にしている看守さん。勿論彼女も看守として訓練などもしているのだが....正直運動能力はゴミ以外の何物でもない。しかし治癒能力は作中髄一であり、それに関してはピカイチなのだが....正直戦闘能力は皆無に等しい。しかし、無駄に態度が尊大なのと皮肉屋な事でそれなりに強者に見えるというパークスキルを持っている。変な上司や亡霊?に付きまとわれたりでいつも胃を痛めている。人前で話すのは目立たないが実は苦手。

能力
治癒治療の能力
サポートの能力

パワー
モーニングスター(張りぼて)より重い物を持ったことがない

スピード
刑務所内最遅
 
交友関係
狭い

出会った中で一番強いと思った存在
史上最強の幼馴染み(彩目ぇ)
 

9:新見川すみれ◆96:2019/07/13(土) 18:56

因みにこの小説での強さはこんなの

ナナコ B+
依夢 A
雷羅 B−
千夏 B−
彩目 A+

すみれ E

10:新見川すみれ◆96:2019/07/13(土) 20:35

補足説明ですが、回想のカケラには種類が複数存在します。形や色も人により様々。でも普通の人には見えません。

11:ナナコ:2019/07/13(土) 20:35

【予想以上に神作品になりそう、、、飲酒は20歳からやz(殴)】

12:ナナコ:2019/07/13(土) 20:36

【予想以上に神作品になりそう、、、飲酒は20歳からやz(殴)】

13:ナナコ:2019/07/13(土) 20:36

【ごめん、なんか重複した】

14:新見川すみれ◆96:2019/07/13(土) 20:45

>>11
【紙作品の間違いCOです、大丈夫!飲むのは午後ティーですから!】

15:依夢◆7s:2019/07/13(土) 21:13

あれ?私強くね?てか何無意識のうちに大殺戮て?!

16:新見川すみれ◆96:2019/07/13(土) 21:23

>>15
【基本的に狂人キャラは強いイメージです、さらに依夢さんには派手な雰囲気やデザインやモチーフの要素あるんで相対的に強く見えますね。】

17:虹香彩目◆ERc:2019/07/14(日) 19:34


『あの三人が手を組んだら色々と面倒臭いですね……』

私には今、猛烈に悩んでいることがあります。
それはあの三人が手を組んで脱獄を企まないかということです。
見るからに協調性のなさそうな連中ではありますが、各分野において優秀な人間は大概協力するという傾向にありますから。
もしもあの連中に逃げ出されてしまったら、この刑務所の信頼は地に落ちて
政府様に『なかったもの』として扱われてしまうことでしょう。そうなってしまえば、私のお仕事が無くなっちゃいますからね。

『無理矢理にも言うこと聞かせられれば一番良いんですけど……」』

私は窓の外に見える工場からの煙で黒く濁った空を見据えると、生温い息を吐きました。

……私の奥の手を使えば、脱獄を阻止することなんて容易にできるでしょう。
でもあの奥の手は所謂『禁じ手』、あれを行使してしまえば、私の築き上げた人望や信用は崩れ去っていくことでしょう。
だから私はもう一つの奥の手に縋る、平和的な奥の手である『話し合い』に縋る。

『結局、私は下手に出て頭を下げるしか方法がないんですね。えぇ知ってましたよ!』

何てことでしょう。私に救いの手など存在している訳がなかったのです!
これで神頼みでもしていれば誰かが私の代わりにあの連中の監視でもしてくれたんですかね!

そんな馬鹿な事を考えながら薄暗い廊下を歩いていると、唐突に頭の中にある疑問が浮かび上がってきました。

『どうして私は看守なんか目指したんでしたっけ?』

そう、超インドア派で只の読書好きな私がどうして体力が必要な看守なんかを目指したんでしょうか。
行き当たりばったりということもあると思いますが……そうじゃないんです。
何故か私が看守になろうとした理由を思い出そうとすると、強く頭に靄が掛かると言うか……
何で思い出せないんでしょう?何もやましいことなんて無い筈なのに……


『ま、嫌なことなら思い出さないほうがいいでしょう。』


私はひとまずはそう思うことにしました。ブラックとはいえ、飯にありつけているのは此処のおかげですし。
それに完全に忘れたんじゃなくて思い出そうとすると妨害されるということは、
嫌な記憶を思い出さない為の防衛本能かもしれませんしね。

『そうですね、今日は少し贅沢して場末の居酒屋でおでんでもつまむことにしましょうか。お酒は飲めませんけど午後ティーなら常備してますからね!』

私は仕事終わりの楽しみを想像しながら、満面の笑みを浮かべてルンルンと書類の整備に取り掛かるべく部屋に入りました。
そして部屋に入った瞬間、私が聞いたことは……

『おい新見川!貴様なんてことをしてくれたんだ……あの連中を閉じ込めてある牢屋が壊されてるじゃないか!』

まさかの上司の罵声でしたね、ハイ。

上司が言うにはあの三人の中のハッカーと怪盗が軽い口喧嘩をしていて、最初は爆弾魔がヒートアップしないように止めていたが、途中から急にノリノリで参加しだして
その結果として牢屋が壊れてしまったと。
そして私はきちんとあの三人を監視していなかったとして減給されるらしいです。

ちなみに私はこの知らせを聞いて吐きました。



【脱獄・ザ・リーフムービー】
記憶の欠片『それでも私はやってない』をゲットしました。

18:依夢◆7s:2019/07/14(日) 20:16

【本編でも書いた過去の続き書こうかな。この時はまだイムーさんも理性あるよ】

(最近みんな話しかけてこないな…物理的にいじめられてた時はそんなことするならいっそ無視してほしかったけど。)
(やっぱり精神的なのはもっときついなぁ…)
その時、二ヶ月ほど出てこなかったクラスメートの財布が見つかった。
私をいじめていた三人グループの側近的な二人のうちの一人だった。
三人のリーダー的な女子は「もともと〜さんは信用してなかった」
「無理やり一緒にいた」なんていうもんだからいじめの標的はその子に変わった。
けど、私への無視は変わらなかった。
その後、女子トイレでイタズラが起こった。最初はその女子が疑われたが、その女子がいじめられていた時にその事件が起こり、疑いが晴らされた。でも、その疑いを晴らしたのは真犯人じゃない。私だった。
だって気づいてしまったのだ。自分が、いじめの標的だとしてでも、みんなが関心を持ってくれればそれでいいことに。
その女子のあとは計算通り、私が疑われた。それで良かった。

記憶の欠片「理性の崩壊」

19:新見川すみれ◆ERc:2019/07/14(日) 20:21

【いつの間にか被虐趣味な子になってたのか、闇深いな……】

20:依夢◆7s:2019/07/14(日) 20:32

【ね、闇深…でもななこさんもわりとふかそう。】

21:新見川すみれ◆ERc:2019/07/14(日) 20:35

【すみちゃんは割と軽いほう、彩目はやばい。まだ言えないけど】

22:依夢◆7s:2019/07/15(月) 16:21

続き

「最近依夢ホントこわい…」
「わかる…やばいやつだよ…」

私は周りから見ればやばいやつになっていた。
「だっていじめられて笑ってるとかやばくない」
「強がりとかの笑いじゃないよね…」
そこらへんから主犯格Aのいじめもヒートアップしてきた。
私が兎の面倒を見ている時だった。
A「ちょっと来てくれる?依夢?」
…なんだろう…計画にはないけど絶好のチャンスだと思った。
「うん。」
呼ばれたのは初めてだ。
私はあることを思いつき、家庭科室に
Aと側近的な一人を呼んだ。
依「兎ってね、寂しいと死んじゃうんだって…」
二人はキョトンとして、「はぁ?」
と言う。
側近「あんた最近ヤバイよ?w」
依「…言うこと聞いてほしい。じゃないと、大人に言いつける」
側近「あんた、ばかぁ?そしたら遊んでましたって言うまでだし」
依「わかった。じゃあ、言い方を変える。言うこと聞いてくれないとここ爆破する。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

記憶の欠片「寂しい兎」

23:新見川すみれ◆96:2019/07/15(月) 18:47

【出来ればなんですが感想書き込んでいただけますか?依夢さんの設定は下の創作スレで書いてほしいんですけど。】

24:新見川すみれ◆96:2019/07/16(火) 05:43

【本編ではなく、彩目の過去のようなもの。】


___私は、長い間ずっと空っぽだった。

何も努力しなくても学年一位は当たり前、
だって授業内容なんて又聞きだけで分かっちゃうから。
何も努力しなくても運動部のエースは当たり前、
これでも全国優勝するほど他の人達の実力もある部活だけどね。
何も努力しなくても友達が居るのも当たり前、
甘い言葉を掛けて、抱き締めてあげたら大体の人は落ちる。
何も努力しなくてもルックスが良いのも当たり前、
自分でこんな事言いたくないけど、スカウトなら歩く度されてきた。

___どんなに常人には理解できない事があっても動じないのは当たり前、

そんな正に『完璧』な私にも『唯一無二』の欠点があった。
それは、全部自分達が努力しなくても私が背負ってくれると思って、
皆がその場に座り込んで、前に進むのを止めてしまったことだ。
成長し続けない人間は、どんどん価値が落ちていく。
相対的に私の価値が上がれば私以外の人間の価値が落ちる。

こんなの結局、当面の問題は何も解決していない。
私にとっては造作もない事だけれど、それって凄く大切な事だ。

だから私には限りなく不完全な人間が友達に欲しくなった。

そいつが私の空っぽな心を満たしてくれた訳だけど....
どうしてなのかは分かんない、分からなくていい。
ちょっと体が勝手に動いてあの子を突き飛ばしてただけ。
其処にあーだこーだな物言いなんて無くていいんだ。

飽きも空きも厭きも、そいつが居なければ私には無価値だった。
実際、私は自分の存在自体を空虚に感じてたから。
それは今日で終わり、だってもう死んじゃったから。
執着してたせいか分からないけど、地縛霊にはなれたけどね。





【脱獄・ザ・リーフムービー】
記憶の欠片『希望と絶望の狭間で』をゲットしました。

25:新見川すみれ◆96:2019/07/16(火) 16:58

【強さはこんなん(改正版)】

ナナコ B+
雷羅 B−
千夏 B−
依夢 A−
彩目 S

すみれ E

26:新見川すみれ◆96:2019/07/17(水) 10:29


虹香彩目
限りなく『不完全』であるすみれとは正しく正反対な、『完全』を図に書いて表したかのような少女。地縛霊になってからは相当丸くなったが本来の性質は気まぐれかつ飽き性の悪人気質であり、なにかを支配したり独占することに快楽を覚えるれっきとした異常者である。しかし、それを表に出すことはない。あらゆるスキルにおいて『完璧』な技能を持っており、格闘だろうが射撃だろうが全てのことを難なくこなすことが出来る。だが、すみれという不完全な存在に感化された結果、事故に巻き込まれ死んでしまった。その選択が間違っていたのかはもう分からない。

能力
射撃の能力(今は封印)
格闘の能力
魔術の能力
情報管理の能力
創造の能力
破壊の能力

パワー
彩目たるもの強くなくては

スピード
彩目たるもの速くなくては

交友関係
広い

出会った中で一番強いと思った存在
どうでもいい


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