藤田くん解体新書

葉っぱ天国 > つぶやき > スレ一覧 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901-キーワード▼下へ
1:藤田くん:2015/09/03(木) 16:53

この度は、「藤田くん解体新書」をお手に取って頂き誠にどうもです。
少しでも儂のことに興味が有る人にもっと藤田ワールドを体験してほしくて作った次第です。興味無い人や、「藤田くん?シネ」みたいな人もどうぞ見ていってください。

取り扱い説明書

 1.荒らしはご遠慮下さい。誤って指が吊る可能性があります。
2.他の人の迷惑になることはご遠慮下さい。憲法に反します。
3.質問や意見、感想などは気軽に書いて下さい。沢山あった日は、嬉しくてご飯おかわりできます。


          以上。

614:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 20:44

彼女と初めてあったのは、幼稚園の頃だった。
といっても、同じ幼稚園だったわけではなく、
習い事が同じだったんだ。
初めての印象はとくになく、
互いに存在を認識していた程度だったと思う。

615:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 20:47

時は流れて小学校4年
彼女とは同じ学校だったのだが、
特別仲が良いわけではなかった。
と、いうのも同じクラスになったことがなかったからだ。

616:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 20:52

小学5年の4月
クラス替えで名簿を見ていると、彼女の名前があった。
(以下、仮名 白石歩華 とする)
白石は小柄で華奢な娘だった。
「白い肌が透き通っていて、とても綺麗」
これが、久しぶりに見た印象だった

617:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 20:54

習い事は二人共続けていたが、
僕は夕方6時頃で彼女は4時頃だったから、
普段会うことはなかったし、
もちろん、話したり遊んだりすることも無かった
でも、お互い認知してることから
たとえ異性だったとしても、気兼ねなく学校では話せた

618:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 20:58

白石の無垢な笑顔に僕はだんだん惹かれていった
いや、もとから好きだったのかもしれない
ともかく、学校で白石を見る度に
やる気と元気がふつふつと湧いてきたし
それと同時に胸がむず痒く、
少し苦しくもあった。

619:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 21:03

ずっと好きだったが、
ヘタレな僕は思いを告げられずにいた。
白石は誰にでも優しく、
気が利く娘だったので、
自分以外に優しくしてる姿をみると
恥ずかしくも、嫉妬すらもした。

620:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 21:06

小学6年でも白石と同じクラスになった。
もちろん、嬉しかった。
でも、白石と僕は特別仲が良かった訳では無かった。
国語の習字の授業が始まるまでは

621:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 21:09

きっかけは本当に些細なことだった。
僕が小筆で半紙に「かたい」と何気なく書いたら、
白石が微笑んで、右手を差し伸べてきた。
僕は白石の雪のように綺麗で美しい掌に小筆を渡すと
小筆をやわらかくほぐしてくれた。

622:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 21:13

思わず、
「凄い!白石!なんでこんなことできんの!?」
って白石に聞いたら、
「あゆか習字習ってるんだよ?知らなかった?」
って僕の目をのぞき込むように答えた。
そこからは自然の流れでざっくばらんな会話が出来た。

623:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 21:15

習字以外に、水泳もしていること
(共通の習い事はそろばん)
好きな食べ物
家族構成
普段家でしていること
など、他愛もない話だったが、
どれも新しい情報で
なんだか、僕だけが白石のことを知っている
という優越感に浸っていた

624:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 21:19

告白するタイミングはたくさんあったと思う。
でも、怖かった...失うことが
せっかく時間をかけて仲良くなったのに
もしも、告白が失敗して
今までの関係が崩れてしまったら...
考えれば考えるほど、自分自身を追い詰めていった

625:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 21:21

夜、ひたすら悩んだ挙句、朝を迎え
学校では何も知らない白石が今日も
「おはよ!」
って笑顔を向けてくる。
あの時の笑顔は今でも忘れないなぁ

626:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 21:24

学校の夏祭りとかでデートしたり
手を繋ぎながらイルミネーションをみたり
といった、妄想だけをただただしていた。
結果も実らないまま、時はいたずらに流れ
小学校卒業の日を迎えた。

627:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 21:27

卒業式で告白する予定を入念にたてたが、
タイミングを見失ってしまい、
結局思いを告げることはなく、春休みを迎えた。

628:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 21:30

中学になったはいいものの
新しい環境に慣れるのは大変だった。
案の定、白石と同じクラスになることはなく
部活動は楽しかったものの、
なにか心にぽっかり穴が空いたままでいた。

629:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 21:33

中学3年、受験生になった頃
白石と同じクラスになった
名簿の中に白石の名前を見つけたときは
そりゃあ、飛び上がったね。嬉しかった。
中学1,2年の頃もやっぱり白石のことを好きでい続けていたからだ。

630:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 21:40

白石と話すためだけに、
朝早く登校したのは今でもいい思い出。
5月頃だったと思う、
白石と何気ない会話をしていたんだけど
恋愛話に発展していった。

「そういや、俺君ってさ、誰が好きなの?」
ってさ。いいやがったの、あいつは。
人のきも知らないで。
だから言ってやった。
「しらいsh、白石が好き」
緊張で、1回噛んでしまったが告白した
生まれて初めての告白だった

631:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 21:42

白石は少し驚いた顔をしたけど、
「俺君、緊張し過ぎ(笑)うん、あゆかも俺君のことずっと好きだったよ/////」
ってさ、もう、僕死んでもええわ

632:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 21:45

その日をさかいに、
クラスのみんなに関係がバレないように
コソコソと付き合っていた。
周りの目を盗んで手を繋いだり、ハグしたり
歩華の小さな身体は、とても柔らかく良い匂いがした。

633:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 21:48

歩華は男女問わずに人気があり、
俺達が付き合い始めてからも
告白されることは多々あった。
このままではダメだと思った俺は、
みんなに歩華との関係を知ってもらうよう考えていた

634:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 21:54

夏休み前日にクラスで「なんでもバスケット」というゲームをすることになった。(https://45mix.net/nanndemobasuketto/
3回鬼になったら好きな人を言う、という罰ゲームだった
このルールを利用して、わざと3回鬼になって
「白石歩華さんが好きです!歩華さん、付き合ってください」
ってハッキリ言ってやった。
返事が100%イエスなので、
なにも恐れることはなかった。
みんなザワついたが、
歩華は俺の右手をとってくれた
後に知ったことだが、
俺の親友も歩華のことが好きだったらしく、
かなりショックを受けたそうだ。

635:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 21:56

夏休みになって、
歩華と思いっきりイチャイチャするぞー!
という妄想は、塾の受験対策講座で打ち消され
お互い、予定があまり合わなかった。

636:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 22:03

でも、地方の花火大会の日は何とか予定を開けて
一緒にデートする約束をした。
歩華との待ち合わせで、駅でボーッとしていたら
「ごめん、待った?」
と、歩華が。お前、可愛すぎかよ。
水色ベースの浴衣が歩華の清潔感をいっそうに引き立てていたし、
少し胸が強調されており、刺激が強かった。
普段おろしている髪もあげられ、
うなじがこれまた綺麗だった。

637:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 22:03

ちょっと休憩ww

638:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 22:20

中学生ということもあり、
金銭的余裕がなかったが
手を繋いで一緒に歩いてるだけで楽しかった。
それだけで十分だった。
ひとしきり、屋台をふらふらした後
ちょうど花火が始まる頃、
川岸に腰を下ろした。
「花火、綺麗だねぇ〜」
なんていいながら俺に身体を預ける歩華。
「うん、綺麗だね(お前がな!)」
なんて、下心丸出しだったが
手を歩華の後ろにまわして、いい感じになっていた。

639:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 22:24

普段、歩華は凛々しく
頼りになる反面、やや近寄り難い雰囲気が感じられる女子生徒なのだが、その日は違った。
耳元で
「好きだよ、俺君。好きぃ〜。」
と、甘える口調で言ってきた。
これぞ、Theギャップ萌え!って感じで
とにかく愛おしかった。

640:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 22:30

歩華ほうをゆっくり振り向いて
それに応えるかのようにキスをした。
唇が触れ合う、優しいものではあったものの
時間が止まったかと思うくらい
長く、熱いキスだった。

641:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 22:34

帰りの電車、歩華はくたくたになって寝ていた。
社会人だったら、このままお持ち帰りできんのになぁ
みたいな、中学生らしい考えを頭によぎらせながら
白石家まで送り届けた。
結局、夏休み中でデートはその1回だけだったが
甘くて切ない思い出が出来た。

642:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 22:35

まぁ、気が向いたら続き書くわ

643:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 22:57

夏休みがあけて、2学期が始まった。
京都は盆地で、夏は蒸し暑く、冬は底冷えする
住むのに全く適さない地域だ。
みんな、夏バテでしんどそうにしていたが
俺は生き生きとしていた。
なぜかって?まぁ、分かるわな。
でも、歩華は夏休み前と様子が変わらず
なんだか俺だけが空回りしている気分だった。

644:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 23:04

9月には文化祭があった。
文化祭といっても、
合唱コンクールといって
クラス対抗で歌を歌い、
賞を争うといったものだ。
1年の頃は指揮者をしたが賞はとれず
2年の頃も賞は取れなかった。
だから、ひとしきり燃えていたんだと思う
練習のかいもあって、金賞ではなかったものの
銀賞をとった。
歓喜と涙に溢れたのを今でも覚えている。
クラスが1つになった瞬間でもあった。

645:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 23:11

歩華が涙ぐみながら俺のふところに来たので
軽く抱きしめてあげたら、
周りから黄色い声が飛んできた。
恥ずかしくなったので、
人目が入らないところに移動すると
「俺君と一緒に賞が取れてよかった。俺君初めてだもんね。」
って、歩華が言うの。
なんで知ってくれてるのー!笑
ってなって、その後も少し話したけど
内容はあまり覚えてない笑

646:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 23:17

どれくらい時間がたったかな
ひとしきり話したら、沈黙の時が流れた
歩華の目尻にある涙を人差し指で優しく拭ってやると、
目を閉じた。
あ、そっか...と思った。
今、俺たちに言葉は要らないんだなぁって
だから軽くキスをした。
ほんの一瞬だった思う。
でも、お互い気持ちは通じあっていた。
賞の喜びの気持ちはもちろん
夏休み中、あまり会えなかったから
お互い寂しかったんだと
そういったことが、不思議とキスで伝わった

647:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 23:22

唇を離すと、吐息混じりで
「長いのちょうだい?」
って。
右手を歩華頭を支えるようにもって
歩華の唇をむさぼった。
「んっ...」
って、歩華が息を漏らし、
それが俺をさらに興奮させた。

648:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 23:25

舌を入れようとしたら事件が起きた
別に歯を磨き忘れたとか、
昨日の夜餃子を食べたとか、
そんなことではない。
まともに、いわゆるベロチューなんかした事なかったから
前歯同士があたってしまったのだ。
あー、やっちまったなぁって
めっちゃ落ち込んだんだろうな、
歩華が一瞬心配そうにこちらを覗き込んでいたから

649:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 23:28

そしたら、歩華が
「俺君がっつきすぎだよ笑。力抜いて?」
ってリードしてくれた。
ベンチみたいな、ソファみたいなイスにいたんだが、
俺が下になって、歩華が上にまたがる感じになっていた。
とにかく、歩華をむさぼった。
唾液が少し甘く感じたのは
たぶん、冷静な判断ができなかったからだと思う。
とにかく、2人の時間に酔いしれていた。

650:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 23:32

すっと右手を歩華の膨らみに持っていったが
「ここじゃ、ダメ。」
って断られた。
でも、ワイシャツの上からとはいえ、
柔らかかった。

651:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 23:34

家に帰った後
右手をもみもみ動かしてニヤニヤしていたところ
家族に気持ち悪いって言われたが
そんなことは気にならなかった。
その日は嫌いだったエビもなんなく食べれた。


続きを読む 全部 <<前100 次100> 最新30 ▲上へ