この度は、「藤田くん解体新書」をお手に取って頂き誠にどうもです。
少しでも儂のことに興味が有る人にもっと藤田ワールドを体験してほしくて作った次第です。興味無い人や、「藤田くん?シネ」みたいな人もどうぞ見ていってください。
取り扱い説明書
1.荒らしはご遠慮下さい。誤って指が吊る可能性があります。
2.他の人の迷惑になることはご遠慮下さい。憲法に反します。
3.質問や意見、感想などは気軽に書いて下さい。沢山あった日は、嬉しくてご飯おかわりできます。
以上。
彼女と初めてあったのは、幼稚園の頃だった。
といっても、同じ幼稚園だったわけではなく、
習い事が同じだったんだ。
初めての印象はとくになく、
互いに存在を認識していた程度だったと思う。
時は流れて小学校4年
彼女とは同じ学校だったのだが、
特別仲が良いわけではなかった。
と、いうのも同じクラスになったことがなかったからだ。
小学5年の4月
クラス替えで名簿を見ていると、彼女の名前があった。
(以下、仮名 白石歩華 とする)
白石は小柄で華奢な娘だった。
「白い肌が透き通っていて、とても綺麗」
これが、久しぶりに見た印象だった
習い事は二人共続けていたが、
僕は夕方6時頃で彼女は4時頃だったから、
普段会うことはなかったし、
もちろん、話したり遊んだりすることも無かった
でも、お互い認知してることから
たとえ異性だったとしても、気兼ねなく学校では話せた
白石の無垢な笑顔に僕はだんだん惹かれていった
いや、もとから好きだったのかもしれない
ともかく、学校で白石を見る度に
やる気と元気がふつふつと湧いてきたし
それと同時に胸がむず痒く、
少し苦しくもあった。
ずっと好きだったが、
ヘタレな僕は思いを告げられずにいた。
白石は誰にでも優しく、
気が利く娘だったので、
自分以外に優しくしてる姿をみると
恥ずかしくも、嫉妬すらもした。
小学6年でも白石と同じクラスになった。
もちろん、嬉しかった。
でも、白石と僕は特別仲が良かった訳では無かった。
国語の習字の授業が始まるまでは
きっかけは本当に些細なことだった。
僕が小筆で半紙に「かたい」と何気なく書いたら、
白石が微笑んで、右手を差し伸べてきた。
僕は白石の雪のように綺麗で美しい掌に小筆を渡すと
小筆をやわらかくほぐしてくれた。
思わず、
「凄い!白石!なんでこんなことできんの!?」
って白石に聞いたら、
「あゆか習字習ってるんだよ?知らなかった?」
って僕の目をのぞき込むように答えた。
そこからは自然の流れでざっくばらんな会話が出来た。
習字以外に、水泳もしていること
(共通の習い事はそろばん)
好きな食べ物
家族構成
普段家でしていること
など、他愛もない話だったが、
どれも新しい情報で
なんだか、僕だけが白石のことを知っている
という優越感に浸っていた
告白するタイミングはたくさんあったと思う。
でも、怖かった...失うことが
せっかく時間をかけて仲良くなったのに
もしも、告白が失敗して
今までの関係が崩れてしまったら...
考えれば考えるほど、自分自身を追い詰めていった
夜、ひたすら悩んだ挙句、朝を迎え
学校では何も知らない白石が今日も
「おはよ!」
って笑顔を向けてくる。
あの時の笑顔は今でも忘れないなぁ
学校の夏祭りとかでデートしたり
手を繋ぎながらイルミネーションをみたり
といった、妄想だけをただただしていた。
結果も実らないまま、時はいたずらに流れ
小学校卒業の日を迎えた。
卒業式で告白する予定を入念にたてたが、
タイミングを見失ってしまい、
結局思いを告げることはなく、春休みを迎えた。
中学になったはいいものの
新しい環境に慣れるのは大変だった。
案の定、白石と同じクラスになることはなく
部活動は楽しかったものの、
なにか心にぽっかり穴が空いたままでいた。
中学3年、受験生になった頃
白石と同じクラスになった
名簿の中に白石の名前を見つけたときは
そりゃあ、飛び上がったね。嬉しかった。
中学1,2年の頃もやっぱり白石のことを好きでい続けていたからだ。
白石と話すためだけに、
朝早く登校したのは今でもいい思い出。
5月頃だったと思う、
白石と何気ない会話をしていたんだけど
恋愛話に発展していった。
「そういや、俺君ってさ、誰が好きなの?」
ってさ。いいやがったの、あいつは。
人のきも知らないで。
だから言ってやった。
「しらいsh、白石が好き」
緊張で、1回噛んでしまったが告白した
生まれて初めての告白だった
白石は少し驚いた顔をしたけど、
「俺君、緊張し過ぎ(笑)うん、あゆかも俺君のことずっと好きだったよ/////」
ってさ、もう、僕死んでもええわ
その日をさかいに、
クラスのみんなに関係がバレないように
コソコソと付き合っていた。
周りの目を盗んで手を繋いだり、ハグしたり
歩華の小さな身体は、とても柔らかく良い匂いがした。
歩華は男女問わずに人気があり、
俺達が付き合い始めてからも
告白されることは多々あった。
このままではダメだと思った俺は、
みんなに歩華との関係を知ってもらうよう考えていた
夏休み前日にクラスで「なんでもバスケット」というゲームをすることになった。(https://45mix.net/nanndemobasuketto/)
3回鬼になったら好きな人を言う、という罰ゲームだった
このルールを利用して、わざと3回鬼になって
「白石歩華さんが好きです!歩華さん、付き合ってください」
ってハッキリ言ってやった。
返事が100%イエスなので、
なにも恐れることはなかった。
みんなザワついたが、
歩華は俺の右手をとってくれた
後に知ったことだが、
俺の親友も歩華のことが好きだったらしく、
かなりショックを受けたそうだ。
夏休みになって、
歩華と思いっきりイチャイチャするぞー!
という妄想は、塾の受験対策講座で打ち消され
お互い、予定があまり合わなかった。
でも、地方の花火大会の日は何とか予定を開けて
一緒にデートする約束をした。
歩華との待ち合わせで、駅でボーッとしていたら
「ごめん、待った?」
と、歩華が。お前、可愛すぎかよ。
水色ベースの浴衣が歩華の清潔感をいっそうに引き立てていたし、
少し胸が強調されており、刺激が強かった。
普段おろしている髪もあげられ、
うなじがこれまた綺麗だった。
ちょっと休憩ww
638:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 22:20 中学生ということもあり、
金銭的余裕がなかったが
手を繋いで一緒に歩いてるだけで楽しかった。
それだけで十分だった。
ひとしきり、屋台をふらふらした後
ちょうど花火が始まる頃、
川岸に腰を下ろした。
「花火、綺麗だねぇ〜」
なんていいながら俺に身体を預ける歩華。
「うん、綺麗だね(お前がな!)」
なんて、下心丸出しだったが
手を歩華の後ろにまわして、いい感じになっていた。
普段、歩華は凛々しく
頼りになる反面、やや近寄り難い雰囲気が感じられる女子生徒なのだが、その日は違った。
耳元で
「好きだよ、俺君。好きぃ〜。」
と、甘える口調で言ってきた。
これぞ、Theギャップ萌え!って感じで
とにかく愛おしかった。
歩華ほうをゆっくり振り向いて
それに応えるかのようにキスをした。
唇が触れ合う、優しいものではあったものの
時間が止まったかと思うくらい
長く、熱いキスだった。
帰りの電車、歩華はくたくたになって寝ていた。
社会人だったら、このままお持ち帰りできんのになぁ
みたいな、中学生らしい考えを頭によぎらせながら
白石家まで送り届けた。
結局、夏休み中でデートはその1回だけだったが
甘くて切ない思い出が出来た。
まぁ、気が向いたら続き書くわ
643:藤田くん◆ hoge:2018/09/08(土) 22:57 夏休みがあけて、2学期が始まった。
京都は盆地で、夏は蒸し暑く、冬は底冷えする
住むのに全く適さない地域だ。
みんな、夏バテでしんどそうにしていたが
俺は生き生きとしていた。
なぜかって?まぁ、分かるわな。
でも、歩華は夏休み前と様子が変わらず
なんだか俺だけが空回りしている気分だった。
9月には文化祭があった。
文化祭といっても、
合唱コンクールといって
クラス対抗で歌を歌い、
賞を争うといったものだ。
1年の頃は指揮者をしたが賞はとれず
2年の頃も賞は取れなかった。
だから、ひとしきり燃えていたんだと思う
練習のかいもあって、金賞ではなかったものの
銀賞をとった。
歓喜と涙に溢れたのを今でも覚えている。
クラスが1つになった瞬間でもあった。
歩華が涙ぐみながら俺のふところに来たので
軽く抱きしめてあげたら、
周りから黄色い声が飛んできた。
恥ずかしくなったので、
人目が入らないところに移動すると
「俺君と一緒に賞が取れてよかった。俺君初めてだもんね。」
って、歩華が言うの。
なんで知ってくれてるのー!笑
ってなって、その後も少し話したけど
内容はあまり覚えてない笑
どれくらい時間がたったかな
ひとしきり話したら、沈黙の時が流れた
歩華の目尻にある涙を人差し指で優しく拭ってやると、
目を閉じた。
あ、そっか...と思った。
今、俺たちに言葉は要らないんだなぁって
だから軽くキスをした。
ほんの一瞬だった思う。
でも、お互い気持ちは通じあっていた。
賞の喜びの気持ちはもちろん
夏休み中、あまり会えなかったから
お互い寂しかったんだと
そういったことが、不思議とキスで伝わった
唇を離すと、吐息混じりで
「長いのちょうだい?」
って。
右手を歩華頭を支えるようにもって
歩華の唇をむさぼった。
「んっ...」
って、歩華が息を漏らし、
それが俺をさらに興奮させた。
舌を入れようとしたら事件が起きた
別に歯を磨き忘れたとか、
昨日の夜餃子を食べたとか、
そんなことではない。
まともに、いわゆるベロチューなんかした事なかったから
前歯同士があたってしまったのだ。
あー、やっちまったなぁって
めっちゃ落ち込んだんだろうな、
歩華が一瞬心配そうにこちらを覗き込んでいたから
そしたら、歩華が
「俺君がっつきすぎだよ笑。力抜いて?」
ってリードしてくれた。
ベンチみたいな、ソファみたいなイスにいたんだが、
俺が下になって、歩華が上にまたがる感じになっていた。
とにかく、歩華をむさぼった。
唾液が少し甘く感じたのは
たぶん、冷静な判断ができなかったからだと思う。
とにかく、2人の時間に酔いしれていた。
すっと右手を歩華の膨らみに持っていったが
「ここじゃ、ダメ。」
って断られた。
でも、ワイシャツの上からとはいえ、
柔らかかった。
家に帰った後
右手をもみもみ動かしてニヤニヤしていたところ
家族に気持ち悪いって言われたが
そんなことは気にならなかった。
その日は嫌いだったエビもなんなく食べれた。