面接官「特技はイオナズンとありますが」
応募者「はい」
面接官「イオナズンとはなんのことですか?」
応募者「爆発魔法です」
面接官「ば、爆発…それで、その爆発魔法は当社において働く上でどのようなメリットがあると考えられますか?」
応募者「えー、焼却処分、発破工事、掘削、その他爆薬を扱うモノの代用ができます」
面接官「ちなみに資格は?」
応募者「この魔法習得と同時に発破技師の資格取りました」
面接官「よし、採用」
面接官「特技はインディグネイションとありますが」
応募者「はい」
面接官「インディグネイションとはなんのことですか?」
応募者「雷の魔法です」
面接官「ほうほう…それで、その魔法は当社において働く上でどのようなメリットがあると考えられますか?」
応募者「えー、バッテリーのチャージとかに…使えたりしないですかね…」
面接官「なるほど…ウチで作ってる気電発電の装置でうまく回収できたらサブ電力として雇ってあげようかな〜…」
面接官「特技はメテオとありますが」
応募者「はい」
面接官「メテオとはなんのことですか?」
応募者「狙ったところに隕石を呼び寄せる魔法です」
面接官「あ、危なっかしいですね…それで、どこをどうやったらメリットがあると考えられますか?」
応募者「どうにかして隕石がドカドカ落ちても大丈夫なところさえあれば、隕鉄取り放題ですよ」
面接官「あー、なるほど。ただウチそんなスペースないんだよね…ほか当たってくれる?」
面接官「特技はザオラルとありますが」
応募者「はい」
面接官「ザオラルとはなんのことですか?」
応募者「死人を甦らせる魔法です」
面接官「…なるほど」
応募者「習得難易度が高い魔法ですが、東京大学魔法V類に在学中に会得しました。例年免許の合格率は一割を切り…」
面接官「応募者さん」
応募者「はい、何でしょう」
面接官「葬式屋にザオラルは不味いでしょ」
面接官「特技はハンドスピナーとありますが」
応募者「はい」
面接官「ハンドスピナーとはなんのことですか?」
応募者「古代の遺物です」
面接官「こ、古代の遺物…それで、その古代の遺物は当社において働く上でどのようなメリットがあると考えられますか?」
応募者「えー、指先に乗せて回すことができます」
面接官「…それだけですか?」
応募者「人差し指1つでもできます」
面接官「…ちなみに資格は?」
応募者「ハンドスピナー発掘と同時に私的財産管理、中小企業診断士、簿記1級、英検1級取りました」
面接官「よし、採用」
面接官「特技は花の呼吸とありますが」
応募者「はい」
面接官「花の呼吸とはなんのことですか?」
応募者「斬る相手をも魅了する高度な剣技です」
面接官「け、剣技…それで、その剣技は当社において働く上でどのようなメリットがあると考えられますか?」
応募者「えー、本物の刀なら護身や戦闘などに、殺傷力のない模擬刀ならパフォーマンスに使えます」
面接官「ちなみに資格は?」
応募者「資格と言えるかは怪しいですが、この呼吸の習得と同時に全日本剣技大会で金賞取りました」
面接官「よし、採用」
6の者です、「戦闘」じゃなくて「警備」で
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