「暑いよ、早く帰りたいよ……」 季節は夏。じりじりと焦げるような暑さに、鬱陶しいセミの鳴き声−−流石の真尋も夏場は苦手らしく、珍しいことによたよたと力なく歩いていた。いつもの寮への帰り道だというのに、歩いているだけで感じる灼熱はまるで生き地獄。いくら腕で汗を拭おうとも、だらだらと流れるそれは留まることを知らない。 行動はちゃんと描写しなきゃだよなあ!!!!(やる気)