『ねぇ、彪馬…ちゃんと言って？』
「だから、別に分かんなくていいって」
『なんで？私は知りたい、彪馬がなんで怒ってんのか』
「…俺が悪いの」
『え？』
「ただの嫉妬」
『嫉妬、？』
「今日授業中、隣の奴と喋ってたじゃん。それ見て嫉妬したの」
『彪馬…』
「ごめん、悪いのは俺。くだらないことで嫉妬なんかしてごめん」
『…私も気付けなくてごめんね』
「謝んないで？全部俺が悪いから」
『でもさ、彪馬…可愛すぎるよ』
「えっ？」
『嫉妬しちゃうとか可愛すぎるって！女の子なの！？』
「…もうやだ、嫌い」
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