九月は秋だ。まだじめっとして暑いし、夜になると少しひんやりして寒いけど。秋雨で頭も痛くなるし、髪の毛だってもさっとなる。
でも以外と私はこの季節が好きだ。何故なら月の季節でもあるから。ほら、夏でも天の川ってあるじゃない?いつも催涙雨が降っちゃってるけど。でも鵲が二人を繋いでくれる。いっつも昔話ってハッピーエンド。
「 …つまらないなぁ〜、もっとるるるんってした内容ならいいのに…… 」
部屋の窓の外から覗く月の光に手を伸ばしながら、そっと呟くも誰もないない部屋では誰も反応してくれない。
ベッドのなかで月光をみてるとどうしても外に行ってその月をみたくなって。そういえば今日は十五夜だっけ?なんて思いつつベッドから起き上がり、裸足のままベランダへと向かう。
外は少し寒くて、でも外の喧騒が聴こえない夜と、数多の星と月が輝く夜空は綺麗で。
秋風が吹くと先約の白衣とわたしの髪がふわりと揺れた。声をかけてみようか…でも、彼女になんて声をかければいいのだろうか?
いつもひねくれてる私だけど少しだけ素直に思いを伝えるのもいいかもしれない。こんな気分になるのは秋の夜だからなんていう意味のわからない言い訳をしながら。
「 ねぇ、みとちー 」
「 月が綺麗ですね 」
そう告げた声が震えたのは秋風のせい。そっと足元にあった視線をそっと彼女に向けると、少し驚いたように目を細めながらくちもとにほんの少し口角をあげていた。
「 みんとはれーさまのためにはしねないですよ〜〜 」
返ってきた言葉は予想通りの言葉で思わず口に手を当て笑ってしまう。少しだけ、ほんの少しだけ残念って思ったかもだけど。
「 みとちーはみとちーだねぇ 」
「 でも…今ちょっとだけしんでもいいかも〜って、おもったかもしれませんよ〜〜 」
その言葉に今度はわたしが思わず目を見開く。そんな言葉聞けるとは思わなかったから。
きっとこんな気持ちになったのは秋の夜のせいだから、『 月が綺麗 』って君に言いたくなったのも秋の月のせい。
だからもう少しだけこの夜の風に君と吹かれていたいなんて思ったのも気まぐれ。
「 なにそれ〜、なんか複雑 」
顧問の今月は月の季節が頭からはなれなかった
るーたんがまえリクエストしてくれたみんとちゃんのやつ( おせぇ )
#レイミン?? #レイ→みんとちゃん #月が綺麗ですね #今月は月の季節
なんか思ってたのと違うけど誰かにあげる。⌒ ヽ(´ー` )