「 …お願い、レイちゃん、一週間だけ付き合って 」
そう言って頭を下げる同い年の彼に思わずため息をつきたくなる。まず、そもそもの大前提としてわたしじゃなくていいじゃん。れにちーとかでいいじゃん。なんて思いながら紅茶を一口含む。あっ、おいしいなんて思いながら、先ほどの返事をする。
「 ばっかじゃないの……普通にいやなんだけど……それにりくなら他の相手すぐに見つかるじゃない 」
本当に馬鹿らしい。何とも言えない。席から立ち上がり別の場所に移動しようとすると手首を掴まれる。さっきからため息しか出ないんだけど……。今日はいい天気だなぁなんて現実逃避をし始めると、さらに手首を掴まれる。いや、だからなんでわたしなんだっつーの。
「 お願いっ、こんなことレイちゃんにしか頼めないんだってばっ! 」
なかなか手首を離してくれそうにない相手に、思わずため息をつき、条件付きで今回は折れよう、別に助ける気は全く持ってないけど……。このまま付きまとわれるのも、手を離されないのも嫌だ。なんていうかあほらしいって自分でも思いつつ、ぱっと思いついた条件を口にする。
「 ……分かった、一週間『彼女』やってあげる………そのかわり 」
「 ……クリームブリュレ作って………上のカラメルがカリカリのやつ………おいしくなかったら許さないから」
かてぃさま、この後のendどうします?