辛くて、悲しくて、そんな時期はとうに通り過ぎたはずなんです。 でも、超えきれない壁って言うんですかね、吹っ切れられない部分、諦めきれなかった居場所も、わざわざ振り返らなくたって無数に座標情報を煌めかせています。僕たちはそれを認めて、受け入れて、そうして立ち直ることしか術はないのですけれども、それはやはり至難なわけですね。 外で雨が降る音がして、室内には心地よく冷房が効いていて、そんな場所で頬杖をついていたい。
ポエム