むには演出上特筆にあたるキャラ
話しは変わるがりんくというキャラは「帰国子女、しかもアフリカ産」という骨子が無いと趣味レートしにくいキャラである。
これが「アメリカ産」になっただけで演劇的な破綻点を迎えるのが目に見えるレベルで演技が難しい。
演者の頭の中だけで設定を少し自分の才能に近いのに置き替え、監督のイメージに寄せる技術があるが、りんくに関してだけは難しいはずだ。
この「臭くなる」かもしれない(本作は全くそんなことを感じさせないが)演技の消臭剤がむにである。
ポッピンさんという叩き台があったとしてもバンドリ、D4DJを通してもここまで設定に頼るキャラはいない。
原作の苦しさと人間関係の哲学を感じさせるのがハッピーアラウンドのりんくとみに
みににラップをやらせるのは印象深かった…