【 設定 】
名家“赤司家”
由緒正しい家柄ゆえに家訓も厳しく、人の上に立ち勝つことを義務付けられ
物心つく頃には自由など無いに等しかった赤司征十郎。
由緒正しい家柄に先に生まれながら女、と言うことで父親に蔑まれ
物心つく頃には親戚と海外で過ごしていた赤司美桜。
そんな2人の物語――。
※30巻、ファンブックネタバレ有要注意。
『お前には2つ上の姉がいる』
そう、父親から言われたのは征十郎が征十郎であり、征十郎ではなくなってしまう前のこと。
母親の葬儀が済んだ後、征十郎は父親にはっきりと、そう伝えられた。
それから数年後、征十郎のもう一つの人格が目覚めてから暫くのこと。
海外に住む親戚が飛行機事故で亡くなり姉が日本へと戻って来た。
『久し振り … 否、初めまして…かしら。 貴方が物心つく頃にはもう居なかったもの。』
WC … 既に誠凛と洛山の試合が終わった後の御話。