人が死んだ後の世界、彼の世には閻魔大王の管理する地獄という機関がある
地獄の他にも天国、餓鬼道と道は別れる
最近は有名な獄卒や天国の住人に頭角を表した者がいる
例を上げるとするなら閻魔大王第一補佐官の鬼灯様、天国の者なら神獣白擇様。
だが地獄にも天国にも名をあげた者以外の有能な働き者は山ほどいる
お伽話の登場人物に妖怪、神や悪魔なども名は知れていなくとも素晴らしい人材達は数多い
そう言った話は死んだ人間、亡者からすれば他人の事情。
鬼や神の事など知ったことではない。
そんな亡者も亡者なりに様々な事情や行き先を抱えて過ごしているだろう
地獄へ落ちる者、天国へ行く者、転生する者。
特異な例では鬼火などに憑かれ元人間の鬼として働く者もいる。
なかなかこの様な地獄の住人や天国の住人、亡者達にスポットが当たることは無い
一つの理由として人数が多すぎるというのがあるだろう
これより話すは地獄絵図や神話にすら登場しない裏の者たちの話。