( / ありがとうございますー!
ではでは、初回投下しますねー。)
・・・・あっ。
( ガタゴトと揺れる電車の中、スヤスヤと眠っていれば窓に軽く頭を打ち、声漏らしては目を開き、ぼけーっとして。視界がぼやけているが、電車の外の見慣れない風景に少し違和感を覚え、腕時計を見て。見れば友達に会いに家からでた時間の5時間後。目を見開けば慌てて電車の窓の外をもう一度見。何度目を擦り見ても、やはり知らないところに来てしまったようで。車内にはあまり人は居ず、静かだったため、次の駅につくまで静かにすることにして。)
>>allサマ、
【名前改めつつ。絡ませて頂きますー。長い】
(――そんなような静寂を突き破る様に、先ず甲高い放送音が鳴って)
『え―――。 次はー、ええーっと、・・・運転手さん、これ何て読むです?
ああ、わっかんないかぁ… まあ人里で伝わるか。えー、人里、人里ーー』
(気怠げで冗長な声。 けったいなアナウンスである。
酷く適当なそれは、現代社会では存在も考えられないような。
声は未だ鳴り止まず)
『…ん? 何か… あ。 運転手さん、運転手さん、これもしかして――
あっ、やべ。 電源つけっぱだったっと』
(次いで唐突な終わりを告げた。ぶち、と一方的な切断音が鳴り響く。
少ない乗客が微かに騒めく車内に、靴音響かせ、一人の狐面が歩み出た)
「こんにちはぁ。 失礼だけど何方からいらっしゃったんです?
後何年生まれかも教えてくださるとー」
(その声は確かにアナウンスのそれだったか。変にこなれた様子だった)