ー世界観ー
Heretic di carcere.
和訳すると異端者の監獄。
人種差別の激しい時代、ある人種の者達を刑務所に閉じ込め労働させていた
異端者の監獄とはその刑務所を表す言葉だ
その種族はエレティコと呼ばれる民族だった
老若男女を問わず体が頑丈で怪我をしにくいという特徴のある種族。
どういった理由から差別され始めたのかは不明
だが体が頑丈という点では労働させるのに好都合という事だった
ある国の要人でさえその種族を捕まえるよう命令を出す
刑務所に入れられた者、という事でいつしかエレティコは囚人と呼ばれ始めた
刑務所に住みながらも囚人を働かせる看守も居た
監獄に入れられた囚人は看守に逆らえば死、という決まりの元働かされる
囚人の間ではその中でもより働いた模範囚は自由の身となると話が広まった
様々な噂が飛ぶ中、囚人は自由になると信じて労働する
種族の中にはまだ捕まっていない者も多い
まだ囚人は増える
今回話すはその監獄の話
哀れとも言える囚人と容赦の無い看守の話