そして時は平成
私はとある廃寺へ住み着いた
そこへ選ばれし魔導士と名乗る少女が来て、勝負を挑んできた
名は未来、人間如きに私が負けるはず無いと思っていたが
少女は一瞬の隙も見せずに攻撃して来た
ついには少女に追い詰められた
「クッ…殺せ!」
私はそういったが(そもそも死なないが)
少女は私に、
「過去に辛い事でもあったのか?」
と声をかけた
「なぜわかった…」
私は少女に問いかけた
「戦ってれば分かるよ。相手の思ってる事なんて」
その一言を聞いて、私は何故か泣きそうになった
「何かあれば私を頼れ。いつでも助けてやるよ」
その言葉で私は改心した
タケルも昔、似たような事を言っていたのを思い出した
「じゃあ此処に住むといいよ」
タケルのその言葉が頭を過ぎった
私は大切な事を忘れていた
タケルが死んだ後、人間は信用出来ないと思っていた
タケルの事を忘れていた
唯一信用出来た相手の事を…
私は泣き少女に抱きついた
「ゔっ…ありがとうっ…」
その後、私は少女と共に人や妖怪達をを助ける活動を行っている。
あの時未来が来なければ私はどうなっていたのだろう…
最後まで話を聞いてくれて有難うな