深い深い山奥にひっそりと佇むこの学園は血糊(ちのり)学園。
ここでは 何百人といる生徒が 生徒同士、時には先生同士で
残酷な戦いが繰り広げられる。
この戦いに 意味はない。 勝っても報酬などないし、何か得するわけでもない。
なぜ戦うのか、なぜ勝ち負けを争うのか、それは 生徒の誰にも分かってはいない。
戦いができ、学校の習慣に従って戦う生徒は 「天才」枠に入り、
戦いを嫌う、いや、戦いができない生徒もおり、そのような生徒は 「嫌われ者」に入る。
戦えるが 戦いを嫌う生徒は その中間に入り、両枠を 支える側につく。
血糊学園の生徒達は 自分の強さを見せる為に、今日も戦い続ける。