兄さん、かあ…、 ( 相手の思いは此方にとっても意外だったようで、その言葉を自分でもそっとなぞってみせ。すると、ふと自分よりきっとずっと強い筈の彼が、なんとなく一瞬だけ脆く弱く瞳に映り。思わず無意識に相手に触れようとしたのだが、べちゃべちゃの水汚れとその他の思いがストップを掛けて。中途半端に伸ばした手を再びぽちゃりとバケツの中へ突っ込み、ふわりと当たり障りなく微笑んで。 ) そうだね…きっと、キミが怪我をしたら包帯でぐるぐる巻きにするだろうな。 >>103 要くん