"プロローグ"
閲覧有難う御座います、此方は20XX年の日本の何処かにある月島天体物理研究所。
え、今は2017年?そんなもん知りません、タイムスリップしたんですよ、ええ。まあその辺は置いときまして。天体物理学、つまり宇宙とか星とかを研究する学問。その研究を行っているのがこの月島天体物理研究所です。あ、そうそう、自己紹介が遅れました。研究員であり所長の娘の月島 凛音と申します。以後お見知り置きを。
さて、それでは本題へ。此方に来た貴方達だけに秘密をお教えしましょう。
一度しか言いません、耳の穴をかっぽじってよーく聞いてください。
勿論、御友人、御家族、赤の他人にも口外してはいけません。
さあ、宜しいですか?
え?早く言えと? …それではちゃっちゃと行きましょう。
ゴホン。えー、我が所は遂に「宇宙人」を発見したのです。
これは私達と此処に居る貴方達だけしか知りません。
あのNA○Aも未だ発見していない宇宙人。
え?そんなもん嘘?…いいえ、正真正銘の事実。
我々が此の宇宙人を発見したのは遥か遠くの惑星「グリーンワールド」。別名は"第二の地球"。地球における海と陸地の面積の割合が7:3なのに対し、グリーンワールドでは3:7で地球そっくりの惑星なのです。そしてその惑星に住むのは人間そっくりの「地球外生命体N2」。
どうやって見つけたか?
そりゃ宇宙船でチャッチャカチャーです。因みにグリーンワールドまでは我が所開発の「ムーンライト15号」で約2年です。
アアン?…失礼。宇宙船なんて存在しない?
だから此処は20XX年だっつーの!
…どうかしました?何もない?あ、そう。
で、それがどうした。どうしたと思います?
えー、貴方達は選ばれし者なのです。そう、選ばれし者。あー、ドラ○エちゃいますねん。
まあつまり、貴方達に課せられた使命…責務…いや、運命。
それは「地球外生命体と接触し地球外生命体と仲良くなって地球外生命体を地球に招待しその発見の偉大さから全世界に褒め称えられ月島天体物理研究所を大儲けさせようではないかァ!!があっはっはっはアアアア!!!!」なんて平和な作戦。…ええ?様子がおかしい?まあ気にせず。
てことで、貴方達には此方のムーンライト15号に乗って2年掛けてグリーンワールドへ行ってもらう訳です。
…え?怖い?
今ならまだ戻れる。さあブラウザの戻るボタンを押して。
まあ其処は強制しません。押したらどうなるんでしょう。…後ろを見て御覧なさい。
…何もないっちゅーねん。
え、楽しみ?
じゃあこれを押しなさい。【>>2】
押したらどうなるか?もう後戻りはできません。宇宙船に乗ってスッチャカチャー。
命の保証は…できます。…多分ね。