毎日がふらわーちゃんといっしょ …( にやにや、嬉 )
明日は何して遊ぶ、?( ふふ )
( きっとトイレはこっち ―― かな。右手へそうっと、抜き足差し足忍び足、右足を一歩踏み出す。ぺた、と微かな裸足とフローリングのなす音。と、その時、背後の自室のドアからの小さな声。夜のこわさに強張った耳にはそれがとってもおどろおどろしく聞こえて、心臓と肩がぎうっと縮み、 )
ひっ … !
( と声まであげてしまい。体重をかけていた右足がぐらついて、あわわ、つんのめりそうにさえなる。夜はこわい。何でトイレに行きたくなったんだろう、そう思うと目尻に涙も滲んできて。部屋に戻ろうかな、でもあそこから変な声が聞こえたのに … 。ぶる、と廊下の壁に手をついて震える。しかし、部屋にだいすきな人形を置いてきてしまった。もしかしたらふらわーちゃんがこわい目にあっているかもしれない。そう考えると、竦んで固まった両足を手でさすって解いて、深呼吸。意を決してドアの元へ近づく。ドアに手の平で触れると、向こう側から何かが叩いているような振動が伝わって、共振するように首あたりを振るわせて。でもこうしてもいられない、目をきゅっと閉じてがちゃりとドアノブを回すと、すぐそこにいたのは大好きなぬいぐるみ。さっき喋ってたのは、よく考えたら彼女だったような気がしなくもない。ほうっと溜息をついて、かく、と膝が曲がったかと思うと、ぺたんとその場に座り込んで、 )
ああ、ふらわーちゃんか … びっくり、した
>>20 : ふらわーちゃん