「僕も柑橘系は好きだけど、君のことは好きとか嫌いとか以前に『なあに?』って域だなあ」
(彼が誰か。彼が何者か。そういう情報は全て目を通したが、心の中までは読めない。だから彼が、何の目的で、何を思って自分に声を掛けたのかは、訊き出さなくてはいけないのだ。)
「僕に、何の用?」
(深めた笑みはあくまで崩さず、冬花は彼に問い掛けた。)
(>>ナツ)
いや、ブドウ糖なんて珍しいもの買う子が居たからね、興味本位だよ
(相手の言葉に笑ったまま上記を言い「そしたらお仲間だったってわけだ」と付け足して