>>595
...(ガサッ)...!?...ピーヨロロン
(少しずつ近づきながら様子見するがつい足元にある木を踏んづけてしまう。しかしなんとか鳥の鳴き声を真似して誤魔化し)
「ふんっ!……」
(勢いをつけて体を起こす。車内には自分以外誰もいない。場所も先程からそう遠くない所のようだ。男達はまだベレッタが目を覚ましていないと思って何やら話し込んでいる。ふと彼等が一斉に別の方向を見たのでそれに倣うと、見覚えのある姿とかすかに聞こえる鳥の声)
「……スズ、か?」