スペルカードルールとは、幻想郷内での揉め事や紛争を解決するための手段とされており、人間と妖怪が対等に戦う場合や、強い妖怪同士が戦う場合に必要以上に力を出さないようにするための決闘ルールである。作中では「弾幕ごっこ」と呼ばれることもあり、多少の形式による違いや例外はあれど、これが幻想郷における基本的な戦いのルールとなった。
だが、このスペルカードルールは当代の博麗の巫女
"博麗霊夢"の定めたものであり、彼女が定めたものであり、スペルカードルールが導入されるきっかけとなったのが「吸血鬼異変」である。これは、様々な理由から幻想郷の妖怪が著しく弱体化していたところに突如として強大な吸血鬼が現れ、瞬く間に妖怪たちを征服していった事件である。
これは、そのスペルカードルールが制定されるきっかけとなった吸血鬼異変に、先代の博麗の巫女にスポットを当てた物語……