舞台はよくあるファンタジーな魔法学校。でも、世界は科学派と魔法派の対立状態。生徒の全員が魔法使いになるということではなく、入学した時に「 科学部 」と「 魔法部 」のどちらが適正かを校長先生に見極められ、そちらのルートにしか進めなくなる。そして「 科学部 」に進めば魔法科目は一切受けられず、逆もまた然り。どれだけ自分が片方の授業を受けたくても、強制的に受けられなくなってしまうのである。
もちろん、普通の高校も魔法学校もたくさんあって、そちらに進めば受けたいものを受けられる。しかしそこは名門校、絶対に完全な適正科目に進ませて貰える為、真面目に授業さえ受けていれば誰でも一流の職業に就けることが約束されたも同然なのだ。科学派は高性能のアンドロイド、魔法派は便利を極めた大魔法を生み出しているこの世の中、質の良い職にありつけるのはとってもありがたいこと。伴って入学金も高く入試のレベルもなかなかのものだが、入学希望の生徒は後を絶えないのはそういう訳である。そんな学校に晴れて入学した生徒たちのゆるりとした学校生活の也