ここはとある高校。この高校の裏庭を行った先の沢には、
何かが祀られている様な小さな祠がある。
その影響か、裏庭でボソっと一言でも不満や願望を唱えると、
それを叶えるための不思議な能力が使える様になってしまうのだとか。
単なる噂話だとバカにしている生徒が大半を占めており、先生達も
それをわざわざ問題視する事もなかった。
が、当然、面白がって放課後に行く生徒も少なからずはいた。
__そして。
今から始まる物語は、それによって本当に能力を得たちょっと特別な高校生達の、
成長と日常を描いた物語である。