・世界観・
ここは王道ファンタジーな世界!
今日もギルドには沢山の冒険者たちが期待を胸に希望溢れる世界を……
なんて、生易しい世界ではありません。
とある王国に1つだけ建っている冒険者ギルド。そこは、この世のどの冒険者ギルドよりも強い者が集まると言われている名の高いところ。( 勿論例外もあるけれど。 )
ギルドに集まる依頼は、おつかいや軽い手伝いなど優しいものから『神の大樹』と呼ばれるとてつもなく大きいダンジョン内での討伐、採集など様々です。
ここで、神の大樹について。各王国の丁度中間地点に存在し、中は5階層となっていて、
1階は『緑輝く大地』、新人なら胸が高鳴る美しい森。食料はよくここで採られています。
2階は『紅葉と清涼』、秋のよき日を思わせる赤く色付いた森。可愛らしい小動物が多いです。
3階は『寒夜のノエル』、これまでと打って変わって、暖色ライトが夜の冬を彩る幻想的な無人の街。中央には大きな聖夜のツリーが立っています。ここから新人だけのパーティではキツイです。
4階は『希望の零れ桜』、満開の桜の樹が包む大地。しかし美しい風景だけでなく危険な崖も多い危険な場所。
5階は『禁忌の場所』、数少ない情報を聞くと行く度に風景が違うようです。辿り着いた人が少なすぎる上に、とんでもなく恐ろしい存在が居るらしいが、これを倒した者は存在しない。
って感じです。各階には勿論モンスターが存在して、階数が上がるごとに手強くなっていきます。
とある魔法使いは詠唱中の攻撃で帰らぬ人に、とある戦士は戦闘中に地図を無くし彷徨い帰還できず数年行方不明…、あるパーティは他ギルドの冒険者と揉めて致命傷を。
何もかもが上手く行くご都合主義世界なんてものじゃありません。冒険者の死は常に隣にあります。ファンタジーでありリアルなのです。
アイテムを駆使して頭を使って生きないと、貴方に明日があるかは……。