「お前の能力ハ硬度の変化という訳カ……。
だガ、硬いだけでハ話にならんと知るが良イ。」
(向かってくるチェンシーの動きを冷静に観察し、
能力の予測を立て、すぐさま対応策を講じる。
左腕にバックラーシールドを展開し受け止めると、
[ガッキィッ!!]というとんでもない音が響いた。)
「物体の破壊ニ必要なのハ、硬さだけでは無イ。
重サ、そして鋭サ…お前の拳ハそれが足りんナ。」
(後方の三日月が放つ光線銃をものともせずに、
チェンシーの拳をシールドを振って弾き返す。)
「さっきまでノ様な機転ガ欲しい所だナ。
真っ直ぐ攻めテ私に適う等ト思わん方が良いゾ。」
(シールドを一旦格納すると、今度はこちらと、
両肩部から多連装小型ミサイルポッドを展開し、
高いアーチを描く様に28発、一斉発射した。)
>>71 チェンシー >>72 三日月
ほいっ
( 眼前に迫る銃弾。当たる直前、チェンシーの膝がぐにゃりと折れて回避した。
その要領で次々と自身の体を【柔化】し避けていく。 )
…ロボト、オマエ正しいネ。
確かに硬いだけじゃ勝つのは難しイ。
なら緩急は?
( 気付くと、避ける途中でディヴィジョンの周りに散った無数の髪の毛。
それを一斉に【硬化】させ、針の髪が鉄の体を襲う。 )