この世界では「人間の国」と「人外の国」の二つがあり、人間の国は人外の国から独立した人間という種類のモンスターだけが住まう国です。
経緯が複雑で、人間の国と人外の国には大きな溝があります。
その他、人間の国は国家元首ぐるみで人外(モンスター)が悪であり、人間が絶対的存在といったプロパガンダを流しており、
モンスター達は度々それらを信じた人間達から「討伐」されてしまうことがあったり、ときには希少種や気象なDNAを持ったモンスターを売り飛ばして金を稼ぐなど、
一つの種類として扱わず、自身の利益や個人的な憎悪によって物のように殺されたり売り飛ばされたりしました。
そういった経緯から、希少な血を受け継いだモンスターや希少種のモンスターは保護する「希少モンスター保護局」が「設立者」によって開局。
以降、文化などを持たないモンスターや人外の国の文化とはまた違う独特の文化を持つモンスター族、人間の裏社会で売り飛ばされてしまったモンスター達を保護することによって、
人間の裏社会の停滞と人間側からの憎悪を集めつつも、保護局はその地位をモンスター達の信頼から勝ち取りました。
しかし、この保護局を邪魔だと感じる人間達によって度々襲撃されてしまうこともあり、
それによって過去、設立者は重傷を負ってしまい、さらに当時保護していたモンスター達を危険に晒してしまったことから精神的に病んでしまい、
保護局からは完全に姿を消してしまいました。
ただしそんな襲撃も希少なモンスター達は倒してしまうことがあります。
しかし普通は立ち向かって殺されてしまう、または誘拐されてしまうことを考えなければなりません。
そのため、保護局は「教育係」「対処係」「司令係」という三つの係を設けて運営を行うようになりました。
普段は係としての明確な壁はなく、保護局内部を散歩したり保護されたモンスターと触れある事が許されています。
しかし襲撃があれば一転、教育係は避難を担当、対処係は避難の手助けと襲撃者への対応、司令係は襲撃者の状態と状況を全職員に通告するなど、
日々彼らは保護局の職員としてモンスター達を襲撃者から守っています。