>>48
帝国兵
「ちッ!逃げ足の早い奴だ……!
直ぐに索敵部隊を出せ!あの反逆者を捕まえて処刑しろ!!」
矢を巧みに防がれ、とても徒歩では追い付くことの出来ない速度で去って行く相手へ、更なる追撃をする事が出来なくなり、見逃してしまうものの、直ぐに索敵部隊を編制することを決めた帝国兵達は門や街へと戻っていく
······もう諦めるのか?
(矢鳴りが消えて、不審に思ったのか周囲を見回し······そう呟く。てっきり追撃してくるのかと思っていたが、杞憂であった。······さて、良い方に捉えれば良いのか、それとも。)
······
(いくらかの返り血を浴びたことに気付き、近くの川へと向かう。体を洗うついでに水も汲んでおきたい、と思いながら。)