ひとまず、自分が一番嫌いなタイプ
「自分の判断を相手に押し付ける」でGO。
例)R-18はここはまだいいんです・私が読みたいのでフラグつけないでくださいetc
教室の窓から差し込むのは茜によく似た橙の光だった。温かくも冷えた光のような、そんな気がする。
静まり返った教室にただ、私と彼だけがいた。耳に痛いほど、ここは静かだった。あまりにも静か過ぎて、この静寂はいつか私の耳を腐らせてしまいそうな、そんな気がする。
私の目の前にいる彼は私を一瞥した後、静かなその声で問うた。
「自分の判断が一番正しいとでも思ってるの?」
彼のひとみの静かな青は、揺れることなく、ただ私をまっすぐ見つめている。無機質の青のような、そんな気がした。感情が感じられず、ただただ刺さるような冷たい青だったから。それが怖くなった私は溜まらず目を逸らした。
彼はまたポツリと問う。
「自分が楽しければ、何してもいい。誰を巻き込んでも、迷惑かけてもいいんだ」
「ち、違う。そうじゃなくて」
彼は、私がそう呟くと、興味がないといわんばかりに自分の机に視線を向けた。そして、机から教材を取り出し、自分のスクールバッグに詰めた。
再びの静寂。しかし、今度の静寂は耳だけじゃなく私の心も蝕んでいた。ぎしぎしと音を立てていくそれに、私は何も言いだせないままだ。何を言えばいいんだろう。
彼はそのまま私を見ることなく、バッグを肩に担ぐと扉に向かっていく。やがて、扉の前で立ち止まると、その青を私に向けて言い放った。
「迷惑なんだよね。自分が楽しければいいってやつ。正義ぶってるけど、周りには迷惑なんだよ。それのどこが正義なの。自分が楽しいからって、迷惑なそれを正当化してるけど、ただの言い訳じゃない。それってさ」
そういうと彼は、今度こそ教室を出て行った。訪れたのは本当の静寂。
心に刺さったのは彼の言い訳という言葉だった。
的なのを書きたい気がしなくもない。途中で推敲めんどくさくなったんで変な文と誤字脱字は勘弁して。
つくしは自分の事だって分かるかな…w
そういうの好き