稲荷と浴衣的な 神社に花火の音が鳴り響く 僕は人だかりを避けてその場から逃げ出した 静かなところで一人になりたくて社の前に座り込む その時僕の隣で小さく リン と鈴の音がした 鈴を鳴らした彼を見た時すべての音が遠のいていくのを感じた その人は僕にニコリと笑いかけ何かを手渡した それは御守だった 声をかけようと隣を見るとすでにその姿はなかった 相変わらず花火の音が鳴り響いている
なにかが始まりそうなフラグ