思い付いたネタをしゅしゅさんと聖書さんに当てはめてみましたわ。CP要素は限りなく薄くってよ
「聖書の匿名さんは翌日無残な姿で発見された・・・。」
その日は死者が一人多かった。
占い師による呪殺である。
朝起きた村人たちは二つ並んだ死体に戸惑ったが、すぐに状況を理解したらしい。場はたちまち潜伏中の占い師を讃える声で満たされた。
不意に誰かの嘲笑うような声が混じる。
「あいつ、一緒に戦おうとか何とかしゅしゅたんに言ってたのにな」
全く演技が上手いだ何だと周りも便乗して囃し立てる。
残るは人狼が一匹、早々に妖狐が消えた為に村にも幾らか余裕が生まれているようだった。
勢いそのまま「占い師はまだ潜伏で」などと会議は着々と進められていった。
それをどこか遠くから眺める青年が一人。
彼は袖の内に忍ばせた水晶を撫でつつなるべく目立たぬようにそこにいた。
昨日彼にかけられたあの言葉、その夜水晶に与えられた安心感。
その全てを恨みつつ、彼は眉を歪ませ呟いた。
「『一緒に戦える』、と思っていたのですがね」
しかし面の下のその目はぞっとする程冷えていた。
あっ好き
こういう甘くない殺伐とした感じ好きですわあ