いるぞい
多分寡黙視点のやつ
夢を見た。
まだ幼い頃の夢だった。
二人で空一面に広がる星を指差して
あれがアンドロメダ、あれがカシオペア、あれは…
なんて言い合って、夢中になりすぎて互いの頭をぶつけて、笑い合って。
幸せだったあの頃の夢。
今はもう産業の発達で空気が汚れてしまって星なんて見えやしないし
それに、あいつだってもう俺のそばにはいないのだ。
俺のせいで
俺は悪魔と二人で銀河鉄道に乗っていた
それに乗るのはこの時が初めてで、まだ銀河鉄道がそれほど普及していない時だった。
二人して窓に張り付いて、眼下の星の海を眺めて下から見るのとは全然違うなって騒いでいた。
静かで幻想的な雰囲気最高です