>>60 糸の本
欧州のとある国のとある片田舎に住まうとある民族が創る本。
製本は男女どちらでも可能だが、男性は材料の採集や精製を行うことが多い。各家ごとに役割があり、使用する糸の性質や本の内容が異なっている。
糸には感情などが含まれており、数種類掛け合わせて編んでいくことで糸の本が完成となる。その際、編者の感情が反映されることも。
完成した糸の本は掛け合わせた糸の性質を汲み取って様々な物語を紡ぐ。その物語はおおよその確率で未来に現実となる。
しかし民族は土地開拓や戦争、迫害の被害により逃亡。糸の本と共に世界に点在することとなる。