>>103 【氷穹の月輪】 冬の夜空に輝く冷たい光を放つ月、それを見上げる幼い私、それが私の心象風景だ。 あの日の私は思った、夜空の総てを凍り付かせてしまいそうなあの月のようになりたいと。 そして今、私は冷気を自在に操る力を手に入れた。