>>771
逃がさぁないよぉ?って言いたい所だけど見失っちゃたなぁ。
逃げ足だけは速いんだねぇ。
【キラッ】うん??
何か光る物を見つけた。
んーこれ...ロケットペンダント.....???
中を見てみると...
不機嫌そうな顔をしている彼と困った顔をしているレミルシア、おまけに笑顔の女の、三人が写っている写真だった。
.....くっだらない 私はそのまま捨てようとしたが頬に生ぬるいものがつたっていった。
まだ出血しているかと思ったがそうではなかった。
それは涙だった。
は.....?なん...で私......泣いている..わ...け......???
つたっているものを涙と認識すると止めどなく涙は溢れてきた。
うっ..ひぐっ.......ぐすっ......
ぽたりぽたりと血溜まりのなかに涙が落ちていく。
あい..た...いよぉ...
その言葉はレミルシア本人の言葉だった。
わた...しだけ.......おいて.....いか...な..いでよぉ!
せめて...幽霊でも...いいか...ら...
幽...霊...? 私は気付いた。
そ..うだ霊宮寺なら...彼をいき...かえらせるかも....!!
そう思った時には既に彼女の家へ走り出していた。
愛する人の為に。
【遅くなってごめんなさい。】