「…しかたないねぇ、」
ポツリと呟けば、ゆっくりと立ち上がり二つの扇を手に持つ。
「プ.ウォーティエン・トゥザ・クィールワールド、
我、彼奴との契約に従い、力を開放する。
ヴォル・ノワール」
そういえばゆきの姿が“闇黒魔法少女”に切り替わり、
腰のリボンに扇をセットする。
ゆきが右手に持ったGペンを宙へ投げれば、
ペンは紫色の魔法陣を作り出し、カチカチと姿を変えていく。
できたのは死神の鎌が付いていないロウジュレイル。
「まぁ、今回は難しそうだな」
((彼岸花はついておるぞい
ゆーねぇ、少しだけ魔力ちょうだい…
(その体に触れ、少し魔力をもらう。)
「無系統魔法…創造」
そうつぶやき、おなじみの死神の鎌を取り出す。
「対人相手に魔法は…卑怯でしょ?」
そうニッコリと笑う。
今ここに二人の魔女が誕生した
(かっこよくまとめたかっただけw>>845わかった、じゃあ安心して待っとるで)