...魔王様...暫し落ち着いてください...
ニャルが心配そうな顔を向けていることに気がつき、彼は深呼吸をする。 「……ああ、多分大丈夫だ。心配をかけてすまない……」 それでも、彼の脳にはまだ女王という言葉が…… 「……その女王というものは、どんな姿をしていた?どんな服を着ていた?」 皆に聞くようにして声をあげる。