まあ、こんなチビに何ができるかと言えば、人間の醜悪な欲望を醜悪であるお前、悪魔が満たしてやることぐらいか…ひょっとしたら、お前、人間の性欲に愚弄されんじゃねえのか? (ーー悪魔マモンは無知を自覚しない愚かな悪魔であるため、この先のアマイモンの偉業を成すことを予想もしなかった。)
それも、一つの結果としてあり得るかもしれんの。 ...けど私は、いつだって本気よ。 (突如、双眸が虎視眈々とギラつく。老いで変貌していった口調が、ほんの少しだけ時を遡る)