弐『!……俺の目……、』 壱『あ、弐が嬉しそう』 「おー、久しぶり弐があないに嬉しそうなん見たわぁ」 (弐の表情はまるで変わらないように見えるが、保護者達によればとても嬉しいらしい)
......急に変なことを言ってすまん。私だったらもう大丈夫だぞ、ありがとう。 (そう言うと、暖かい弐の手からするりと手を抜き、立ち上がった。ソフトケースを背負い、弐と壱に手を振る。かなり慣れてきたようで、肩の力が大分抜けている。そのまま、崩壊した校舎の中を進んでいった。)