お初にお目にかかる。我が名は虚無の暗黒神、又の名を漆黒の魔天王とでも言っておこうか。
以後お見知り置きを。
虚無 . . .其れは常にヒトのみ足らず、全ての生と共に存在した。
嗚呼。我は、無常の闇より産み落とされし虚の申し子。
殺戮の悪魔でもあり、同時に救い《Esperanza》をもたらす神でもある。
愚かなるヒトの子らよ。
我が闇の力は不滅だ。覚醒の刻は近い. . .
クックック . . .
焦るでない。全ての星々の光芒は、この手の中に . . .
全ては、やがて訪れるであろう我が漆黒の稲妻が天を貫き、全てを支配するまでの序章に過ぎないのだから。
悪魔…か。
俺はかつて、仕事で悪魔共を抹殺していたんだがな…その仕事の途中で、とある悪魔に屈辱的なことをされてな…私怨が…うまれてしまったんだよ!!仕事に私情を挟まない、これはどの世界でも共通の鉄則だろう?たがなぁ、もうそんなもんはどうだっていいんだ…。どんな事が起きたとしても、この体が千切れようとも、憎き悪魔をまっさつするという目的は、変わらないからなぁ!!!
全てを制する?はっ!笑わすな。お前は、悪魔でありながら、神という存在であると主張するのか?悪の根源である悪魔が、ヒトに仇なすことはことは、神である俺が許さん。