「覚悟はよろしいですね?…では…」 《ヂョキン》 (切られた紐、抑える物を無くした巨大な刃は 下へ横たわる小さな命へ 歓喜の金切り声を上げながら滑り... ) 《グッ》 サ'' ア ァ ンッ 「……如何でしたか?」 ( 首へ刃が迫る寸前、すみれの背を掴んで引っ張って刃の下から引っ張り出し… 獲物を失った巨大な刃が虚しく空気を切り裂く音を深く響かせる ) 「……汗すごいですね…タオル、必要でしょうか?」