(妖夢を見た途端シュガーリアは、覚醒したようだ……)
【稀にこうなっちゃうの……。】
「……そうか」
「フフフ……あなたの渇きが今ここで私の渇きを癒やしてくださることに感謝し、ぬくもりに満ちた死を差し上げますわ
他者の痛みを概知しないこの世界に
死を与えることだけが私の望みで
その世界を統べ、暴虐の為に存在し、力に渇く者たちのを消すことだけが私の渇きですから……
さぁ、安らかに現世から跡形もなく消え去りなさい
私の隠されし強大を具現化した"魔法"が全世界を覆う刹那の刻の間にね
力ある者が力無き者を襲いし刻、私たち勇者は再び現れますわ
世界を断罪するために……」
シュガーリアはマリンの呼びかけに応じず茄子以外の近くにいる生きているもの全般に襲いかかった……!
(シュガーリアは何故か茄子を襲わない。彼女は罪人と認識されていないのだろう)
「おいおい……マジかよ」
(襲うシュガーリアに槍を構えて)