>>ミーティア
…ぐぅっ……!!
(傘のおかげで身体の大部分は無傷で済んだが飛んできた大きなガラス片が献の左腕を掠め、ピクリと眉を動かし僅かにうめいて。地面にポタポタと赤い液体が降り始めの雨のように落ちる。
相当腹が立ったのか多数の団員が隠れているトラックを睨みつけ残りの弾を相手に渡せば、仕返ししてやると言わんばかりにトラックを指差して小さな声で呟き。どうやら彼女に妙案があるようだ。)
なぁ、おっさん。頼みがあるんだけどもあのトラックに一つだけ穴開けてくんねぇかなァ?
( 傘に引火した火を払って敵の出方を伺う
… …爆発後のアクションが無い辺り、戦い慣れは
してはいないだろう と目星は付ける も )
「 …無茶を言え! 」
( 既に傘は無惨な状態だ 幸い、弾丸の発射機構に
致命的なものは見受けられないが 例え万全な状態でも
狙撃に用いるような弾丸を使えなど この銃の性能などでは
大方無理な注文、無茶苦茶も良い段階っ… )
( だが 理屈が通じてこんな事など言う訳はない
…と、無理にでも口径の合わない銃弾を傘に詰め込み
ゆっくりとトラックの … "エンジン"を狙う…! )
「 そこだっ! 」