>>52
んぇ、?
( あの巨塔にも匹敵する剣に潰されたはずです。完全かつ最終的に今なお、殺されている過程の中にいるはずです。ぼくの目がおかしいのでしょうか。擦ります。いいえ。 )
ぇえぇえ?え?え?
( おかしくありませんでした。トムとジェリーばりにいくつもの目が飛び出た気分です。ぼくの剣は東京ドームと同じくらいの太さを誇る外周を持ちます。ゆえにおにいさんにとっては、まさに東京ドームが天井から降ってきたも同然でしょう。一体どうして。なぜそこに立っていられるのでしょうか。 )
おにいさん超越者だ。
( 物理という意味を気軽に跨いだ存在。超越者。それを前にした時、自分の無意味を突きつけられた気分です。 )
でも、ぼくに終わりはない。
試してみるといいです。
( ぼくは両手を大きく広げます。今の気分は、どうなっても構わない。そんな思いでしょうか。自分の存在なんて虚無に等しい。だからこそ、次の瞬間のおにいさんの行いを受け入れるつもりです )