(____昼下がり)
…段々と 暑さというものが肌身に感じるようになってきた
慣れた道、慣れた場所を歩くだけでも
溢れるように 汗は流れてくる…
「(………)」
( …そんな陽射しに悩まされる訳でもないが
移り変わる季節を想ってしまえば、この急な暑さに
春への懐かしさや感傷も抱くと言うもの… )
「 …あら 」
__妙な気分の散歩を行く中で ふと、忘れ物を思い出す
[ぱさ] ………
( …手紙をポストに入れ忘れた、…きっと、暑さで気が
遠くなったのだろう… …気付けば、コンビニやポストからは
大分離れてしまった、…今になって、来た道を戻るのも
…ヒトのように倦怠感を感じてしまう、…)
( …どうにも、と …諦め心地に周りを見渡すと )
_____見慣れぬ"郵便局"が目に入る