「 …っ …あ、はい … ニャル…と、申します 」
( …固まる間に、優雅に言葉を繋いでお辞儀も越され
使用人としての名折れを直に感じつつも、…ぴしりと
立ち姿を整え 名乗りを返す …しかしながら
どうにもやはり、…おろおろと、…ただ気付けばぴしゃり )
「 …そんな … ……殆ど、見ず知らずのお方に
聞いて頂く事にありません …しかし 」
___ちらりと見る …寂しげに用意されたお茶
「 …折角、用意こそしましたが …嗜んで頂ける方が
…いらっしゃらなかった所です… …良ければ
…お呼ばれになって頂けませんか? 」