>>692すまん…続きにこれが来るんだわ…(コピペ)↓
「セラフ!!聞こえるか!!セラフ!!」
「っ、!」
名前を呼ぶ声、わたしを、わたしをよぶこえ
「っ、じょ、お」
「セラフさん!私もいます!っみんないますっ!かえりましょう!今助けます!!」
「さ、つき、っ」
伸ばそうとした手をとめ、声のするほうを見る、そこには、瓦礫を避けながら駆け寄ってくるふたり、いや、みんな、みんないる、らしい、でも、でも、でも
「─さぁ、歌姫」
のばされるてが、私の思考を奪う、だって、だって、もう
「っ…!もぅ、だ、って…っ」
こわした、みればわかる、この惨状を、この地獄絵図を、わたし、わたしが、わたしが─!
『おうえんしてるからね、セラフ』
あ
あ、あ、あ
あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、
「─ごめん、なさい」
「…?うたひ」
『セラフ』
「っ──!ごめんなさい、ごめんなさいっ!おに、おにぃ、おにいちゃ、っ!ごめんなさい、ごめんなさいっっ!!」
「!」
あぁ、あぁ、ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさい
かみをぐしゃりとつかみ、泣きながら、幼子のようにあやまる
「ぁあ、あぁっ、あああ!」
やくそくしたのに、おうえんしてくれてたのに、まかせてって、いったのに
「セラフ!」
「セラフさんっ!」
「お嬢!おちつけ!」
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい
わたしにはやっぱりできなかった、わたしはなにもできなかった!
わたしなんかじゃだめだった、だれかをまもるだなんて、だれかをすくうだなんて!
目を見開きながらも、両手で顔を覆う、
目は閉じられない、この惨状を、見逃すことを許さないと、無数の声が聞こえるように
「ごめんなさい、ごめんなさい…っ」
だれにあやまっているかなんてわからない、もう、もう、なにも、なにもききたくない、みたくない、しりたくない
もうもどれない、もうかえれない
わたしは、きっと、なんにんものひとをころした─────ヴィランだ
草、それでもこの人は最後まで諦めないで欲しい