幕間 コツコツと廊下を歩くひとりの足音が学園に響き、一人の少女は表情を歪める。その姿はこの演劇科の77期生次席である。 「また、始まったのね」 そうため息をつき、ざわめき出した校内をみて彼女はまたコツコツと歩き非常ベルの前にたつ。 「今回はどうなるのかな」 そう言いそのまま歩き去っていった