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丑の刻参りはこんなのやで
身なりを整える。神社内の浄めの水を使って身を浄めるか、自宅で冷水を頭からかぶって身を浄めた上で、真っ白な単衣の着物を身につける。足元には一本歯または長下駄を履き、頭には鉄環か五徳を被り、そこへ鬼の角に模したロウソクを最低3本立てる。胸元には魔除けの鏡をぶら下げ、懐には護り刀を忍ばせ、口には櫛をくわえる。髪は乱した状態で顔全体に白い粉をはたき、歯は鉄漿(おはぐろ)に、口は赤い口紅で染めるといういでたちが定型。
実際の行動はこんなの。持参するのは、憎い相手の身代わりとなる藁人形と五寸釘とカナヅチです。藁人形には相手の髪の毛などの身体の一部や身のまわりのものを織り込むと効果が高いとされる。
時刻は丑の刻である午前1時〜3時。鬼門が開く時間にあたる。縁りある、または霊験あらたかな神社へ出向き、境内の御神木か大鳥居に持参した藁人形を呪いの念を込めながら打ち付ける。これを7日間続けるのが丑の刻参り。