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事務所に所属しているのか、フリーランスとして声優をやっているのか、ということでも結構流れが変わってきてしまいますが、
今回は主に声優事務所に所属している場合、かつアニメのオーディションのお話をメインでお話したいと思います。
基本的に
書類とボイスサンプル(事務所に入ったら大体録るもので、宣伝材料としてつかわれます)による一次審査オーディション用の原稿を収録して送るテープオーディションスタジオで実際にクライアントさんに聞いてもらうスタジオーディションという流れで進行していきます。
つまり
一次審査が書類選考
二次審査がテープオーディション
三次審査がスタジオオーディション
といった形ですね。
事務所に所属している場合は一次審査は事務所が知らない間に事務所が出してくれていたり、現場を何度か経験しているとその現場で実力を把握してくださっているクライアントさんのなかのスタッフさんがいきなりテープオーディションやスタジオオーディションに呼んでくれたり、その時々によって例外があります。
さて、オーディションの大まかな流れがわかったら、
一次オーディションの時に資料としてクライアントさんに渡す書類、ボイスサンプルがいかに大事か、ということが分かるかと思います。
現場にまだ出たことがない声優さんはもちろん指名でテープオーディションやスタジオオーディションにいきなり行くことはできませんから宣伝材料は書類とボイスサンプルのみ、ということになります。
書類は
簡単な経歴
バストアップ写真
全身写真(全身は必要ない場合もある)
で構成されています。
ただ、最近は声優さんもルックス重視されることがあるので
バスト
ウェスト
ヒップ
なんかも重要だったり、最初からオーディションに身長制限があったり、などもあります。
最終審査とも言えるのがスタジオオーディションです。
スタジオオーディションではあらかじめセリフと役が送られてきたものを練習しておいて実際にスタジオに行ってセリフを読み、クライアントさん(10人、20人いることもしばしば)の前でそれを披露します。
大体1回だけ先方からディレクション指示を受けて、
それに対してこちらが柔軟に演技を変えることができるか、ということが決め手になるかと思います。
少しでもいいなと先方さんに思ってもらえたら「他の役もお願いします」といって、当初予定のなかった役をその場でやることもあります。
梶さんとは一度だけ共演したことがあり、その時会いました。
梶さんをとても尊敬しているので、憧れると言ってくれて嬉しいです。
長文失礼しました。
また質問ありましたら言ってくださいね。