なんで辞めたんですか?
辞めた理由は多数ありますが辞めた理由の1番大きな理由としては、私の精神面が持たずに鬱になりかけた事からです。
精神が病む理由としては
1・救急外来では、多数の救急車を日常的に受け入れる為に、患者の生死に関わる件数も自然と多くなります。
特に忙しい日には、1日に5人の患者様が亡くなることも珍しくなく、これは一般的な病棟ではあり得ない状況です。
また、救急外来では心肺停止状態で運ばれてくる患者様がそのまま亡くなるケースも多々あります。
私が経験した中で、1番多かったのは1日で7人の患者様が亡くなったことです。
この様な状況は救急外来では日常的な事ではあるものの、私が救急外来未経験だった事もあり、精神的なストレスから退職しました。
そして二つ目は常にミス出来ない環境に精神が疲弊してしまった事です。
救急外来に入院している患者様は、多くの点滴や薬剤を同時に投与しています。
薬剤には麻薬や睡眠薬、昇圧剤があります。
薬剤の用量や流量は、患者様の体重や症状に合わせて細かい単位で決められており、もし誤った用量で患者様に投与してしまうと、重大な事故に繋がる恐れがあります。
他にも、人工呼吸器や脳室ドレナージや、その他の部位のドレーンが挿入されているなど、様々な挿入物があり、設定や長さなどが変わっていないか常に確認する必要があります。
もし、確認不足によりミスをして仕舞えば患者様の生死に関わる為、常にミスできない環境で張り詰めた状態であったため、精神的に病んでしまい退職を決めました。